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在来茶とは、種子から成長した「実生(みしょう)」の茶樹のことをいいます。
 
実生で育った茶樹は、太い直根を地中深くまで伸ばすため生命力が非常に強く、樹齢が長い茶の木に育ちます。
 
現在、日本国内にわずかに残っている在来種の樹齢は古く、現代の若い茶樹に比べ収穫量は半減しますが、その分茶葉には様々な成分が凝縮され、また地中深くに根を張ることで土壌のミネラル分を多く吸収し、深い余韻が残る味わい豊かなお茶ができます。
 
うきはの豊かな自然と長い歴史に育まれた楠森堂のお茶。
 
昔ながらの味わいをどうぞお楽しみ下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
     
 
●在来茶「蔵出し煎茶」 (期間限定販売 11月〜5月末)

祖先から受け継がれてきた国内では希少となった在来種の茶葉を、当家に江戸時代から残る土蔵でひと夏じっくり寝かせて仕上げました。

様々な香味のお茶が自然に混ざり合った在来種ならではの熟成された深い味わいを是非ご賞味下さい。


〜古来日本では、新茶は秋に味わっていました〜

十一月はお茶(茶道)の世界では「お茶の正月」とも言える一年の始まりの月とされています。

春に味わう「旬」の山菜や野菜には独特の苦味があります。

現代では春に濃厚な旨みのあるお茶を味わう事が出来ますが、昔のお茶は山菜や野菜と同じ様に苦渋みが強いものでした。

その様な事から、昔の人は春に摘んだお茶をすぐに味わうのではなく、摘んだ茶葉を茶壷に詰めその口を封印し、土蔵などでひと夏寝かせていました。一年を通して涼しい土蔵内で適度に空気と触れ合いゆるやかに熟成されることで(後熟)苦渋みもやわらぎ、やさしくコクのある深い味わいのお茶へと変わっていきます。

そして、空気が乾燥し芳香高く広がる季節の秋にその壷の口を切り、初めてその年の新茶を味わっていたそうです。

現代でも「お茶の正月」としてその形式は守られており、茶道では秋(十一月)に「口切りの茶事」といわれる一年で最も重要な茶事が伝統的に行われています。

壷の封印を切って味わうことから、「口切り茶」や「封切り茶」とも呼ばれています。



● 末永い健康と幸せを願う吉兆のお茶「実生 在来茶」

昔からお茶は多くのお祝い事で使われており、中国では大変古く「宋」の時代から、日本でも古来から縁起の良い贈り物として喜ばれてきました。

実生で育った茶樹の根は、地中深くまで太く真直ぐな根をおろし大地にしっかり根づきます。根に栄養分や水分をしっかりため込むため「貯蔵根」とも呼ばれ、生命力が非常に強く樹齢が長い茶の木に育ちます。

九州地方の婚約の儀式「結納式」では、結納品のひとつとして昔から「お茶」を贈る風習があります。

実生の茶樹の根は「ごぼう根」と呼ばれるように大変根が発達しており簡単には抜けません。

いったん嫁入りしたならば、そこに根を張りみだりに夫を代えないことを戒める意味や、婚家にしっかり根づくようにという意味がお茶に込められています。

この「実生 在来茶」の力強く成長する姿、また 長い根が隣りの木同士からみ合う姿が大変仲むつまじく見えることなどから、在来茶は昔から結納茶やお祝い事など、末永い健康と幸せを呼び込む吉兆のお茶として親しまれてきました。
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